飲食店経営を取り巻くリスク

飲食店を経営していると、新型コロナのような不可抗力による需要減退のリスクなど顕在的、潜在的リスクがあることがわかります。
今回は飲食店を取り巻くリスク、経営に与える影響、保険でリスクをカバーできるのかをみていきたいと思います。
【飲食店を経営する上で想定されるリスク】
【火災のリスク】
・調理器具の使用で火災が発生した。
・お客様の持ち込んだタバコが原因で火災が発生した。
・照明器具や暖房器具が倒れ火災が発生した。
【従業員が原因による賠償責任のリスク】
・お客様に熱い飲み物をこぼしてしまい火傷を負わせてしまった。
・お客様とぶつかり怪我をを負わせてしまった。
【設備の管理不備による賠償責任のリスク】
・お店の看板が落下し通行人が怪我をした。
・濡れた床でお客様が転倒し怪我をした。
【食中毒、衛生管理のリスク】
・提供した食べ物が原因で食中毒が発生した。
・提供した食べ物に異物が混入していた。
【想定されるリスクが経営に与える影響】
【火災のリスク】
・火災などにより店舗の修繕、設備の買い替え費用、貸主への賠償、店舗休業期間中の売上、利益の減少が想定されます。
【従業員が原因による賠償責任のリスク】
・お客様に怪我を負わせてしまった場合、治療費の負担、お客様の手荷物等を汚損や破損させてしまった場合の修理費の負担が想定されます。
【設備の管理不備による賠償責任のリスク】
・上記同様の負担が想定されます。
【食中毒、衛生管理のリスク】
・特に食中毒を引き起こした場合、被害にあった方が多いほど多額の治療費や慰謝料が発生することが想定されます。
【飲食店を経営する上で想定されるリスクに対する保険】
事業活動総合保険がおすすめです。各社で販売されています。
飲食店経営におけるリスクをトータルにカバーできる内容になっています。
特に小規模で展開している飲食店の場合はリスクを限定し、特定の補償に特化した保険に加入するのではなく、事業を包括的に補償する総合保険に加入することをおすすめいたします。
売上、利益を上げて安定的に経営することが一番大事だと思います。しかし、万が一に備えることも経営する上で重要な要素です。社会情勢や社会の要請に合わせて補償に過不足がないか常に見直すことをおすすめいたします。