お子さまの高校入学時や大学入学時の教育資金の準備として人気の学資保険。

加入時、加入後の注意点をお伝えいたします。

【学資保険の主なメリット】

1.学資保険に加入するメリットは強制的に貯蓄できる。

2.投資信託等の投資より比較的安全である。

3.契約者に万が一のことがあった場合の保障がある。

【学資保険の主なデメリット】

1.満期までに引き出すことができず、途中解約した場合、元本割れする。

2.現在販売されている商品は決して利回りが高いわけではない。

3.満期まで継続しても元本割れの可能性がある。

【保険金受取時の税金に注意】

下記が一般的な加入パターンです。

契約者：親

被保険者：子供

保険金受取人：親

満期保険金は一時所得。一時所得の所得税計算は満期保険金から支払保険料、一時所得控除50万円を差し引いた金額に所得に応じた税率が適用されます。

よほどの利回りでない限り所得税の課税対象にはならないと思われます。

次に子供を受取人にした場合のパターンをみていきましょう。

満期保険金の受取人を子供にした場合

契約者：親

被保険者：子供

保険金受取人：子供

満期保険金は親から子供への贈与扱いのため贈与税の課税対象となる。贈与税には

年間110万円の基礎控除がありますので、基礎控除の110万円を超えた満期保険金が課税

対象となります。贈与税の税率は贈与額、被贈与者の年齢等で税率が変わります。

【最後に】

加入時から状況が変わり、保険金受取人を変更することもあると思います。その場合注意しなければならないのは契約者と保険金受取人との関係です。その関係性によって課税対象になる税金が変わります。保険金受取人を変更する場合は保険会社や専門家にご相談されてから変更することをおすすめいたします。

オンライン相談可能