自動車保険を使うと等級が下がる?

自動車保険を使うと1回の事故で3等級下がることはご存じだと思います。さらに事故有係数適用期間の割増引率が適用され同じ等級でも事故有係数適用期間中は保険料が割高になります。元に戻すには3年間かかることになります。自動車保険の中で保険を使用しても等級が下がらない補償や特約があることはご存じでしょうか?

【等級が下がらない主な補償や特約】

★弁護士費用特約のみの使用

信号待ちで停車中に後ろから追突された。相手保険会社とのやり取りを弁護士にお願いした。

★人身傷害補償保険のみの使用

信号待ちで停車中に後ろから追突され体に痛みがあり通院した。完治し相手保険会社に連絡し

治療費、慰謝料を請求したが納得できる金額でないため、自分の加入している保険会社に連絡し請求した。

★車両無過失事故の特則が適用になる場合の車両保険のみの使用

車両無過失事故の特則は、余程、自動車保険に詳しい方でないと聞きなれない言葉かと思います。ご自身に責任のない(相手の過失が100%)自動車どうしの事故で車両保険を使用し被保険自動車を修理した場合はその事故はなかったものと取り扱う特則です。代表的な事故例が、停車中に追突された、相手がセンターラインをオーバーしてぶつかってきたなどです。ご自身に責任のない被害事故が適用対象であることがわかると思います。

では、駐車中の当て逃げ被害はどうでしょう?

答えは適用対象外です。適用条件の中に「相手自動車、その運転者または所有者」が確認できた場合とあります。相手がわからないから当て逃げなので適用対象外となります。

代表的な3つの例を挙げましたが、その他にも保険会社によって保険を使用しても等級が下がらない(事故扱いにしない)補償や特約があります。

各保険会社の補償内容を確認しご自身に有益な補償は利用するようにしましょう。

さらに重要なのは被害事故であってもご自身の加入している保険会社へ必ず連絡すること。

【追記】

最近多い台風等の自然災害被害。台風による飛来物で車が傷つきその修理に車両保険を使用した場合、1等級下がります。(事故有係数適用期間1年)

実は今から約10年ほど前の2013年ころまでは「等級すえおき事故」といって等級は上がりも下がりもしない、翌年も同じ等級で継続してもいいですよという事故の扱いでした。飛び石によるフロントガラスの破損も同様でした。

近年の自然災害での支払保険金の増加、カーナビ等機器の搭載によるフロントガラスの修理費の増加など、不可抗力な事故であっても等級がダウンすることとなりました。

安全装備が進化し、対人事故や対物事故は減少していますが、別の要素で保険金の支払いが増加し保険料が上がっているのが現状です。

自動車保険の補償内容も10年前と比較すると驚くほど進化しています。知らないと損する補償内容です。

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