保険料は収入のいくらまでが理想なのか?

一般的に家賃は月収の30%以内が目安と言われていますが、生命保険の保険料はどのくらいが目安になるのでしょうか?

公益財団法人生命保険文化センターの調べによる、2021年(令和3年)の世帯年間払込保険料は平均37.1万円とのこと。月間に直すと約31,000円です。

年間保険料12万円を起点とした払込保険料分布から、12万円以下が最も多く19.3%、次に12万円~24万円未満が17.6%、24万円~36万円未満が16.0%となっています。

世帯主年収に占める生命保険料の割合ですが、2~4%未満が最も多く16.6%、次に2%未満で16.4%、4~6%未満が14.5%と続きます。6%未満で47.5%を占めています。平均は6.7%です。

【参考】

国税庁の最新データによると、日本の平均年収は約458万円とのことです。

世帯主別、世帯別年収に占める保険料の割合

世帯年収平均
200万未満11.7%
200~300万円未満11.2%
300~400万円未満9.0%
400~500万円未満6.8%
500~600万円未満5.8%
600~700万円未満5.1%
700~1000万円未満5.2%
1000万円以上4.2%

上記の表をご覧になって下さい。年収区分ごとの全体平均となります。年収が高くなるほど、年収に占める生命保険料の割合が小さくなります。年収300万円未満世帯で11%を超えていますが、概ね年収の10%未満です。

上記を踏まえると年収に占める生命保険料の割合は5~10%が目安になるのではないでしょうか?

皆様のご家庭はどのくらい生命保険料をお支払いになっているでしょうか?

年収に占める生命保険料の割合はあくまでも目安です。各ご家庭の事情によって異なってくると思います。家計を圧迫しないことが大前提です。

生命保険は万能ではございませんので、貯蓄とのバランスも大切になってきます。どちらを優先すべきかと問われればまずは貯蓄を優先することをおすすめいたします。

生命保険は長く続けることを考慮し無理のない範囲で設定することが大事です。そこをお忘れなく。


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